Qadiff’s diary

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音声入力サービスについて 2018/10/13版

昨日 ( 2018/10/12 ) は、舞浜のヒルトン東京ベイに行ってきました。

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Alexa dev days に参加するためです。
Alexa は、Amazon が開発した音声サービスです。Google だと Google Assistant, Microsoft だと Cortana, Apple だと Siri が同様のサービスです。

 

Amazon Alexa https://developer.amazon.com/ja/alexa-skills-kit/
Actions on Google https://developers.google.com/actions/
Cortana Skills https://www.microsoft.com/en-us/cortana/skills
SiriKit https://developer.apple.com/sirikit/

 

これらの音声入力機能の目指すところは、StarTrek の世界です。

それは、キーボードよりも声で命令する世界です。ただし、すべての入力が音声になるわけではありません。つまり、キーボードのような入力装置がなくなるわけではありません。必要に応じて使い分けています。

 

個人的な見解では、Siri のエコシステムが、一歩劣っています。他の音声入力システムは、様々なデバイス上で使われるようになってきていますが、Siri はまだまだです。

 

そして Cortana の意外なほどの提携量に驚くことでしょう。日本マイクロソフトは、立ち位置が特殊なので世界とは少し違って見えているだけかもしれません。

 

昨日の開発者セッションでは、Amazon は量より質の戦略を取ると明言していました。ユーザーに最も使われるのは Alexa ということになるかもしれません。

 

開発面からみた違い

 

ハードウェアの設計は、大きな変更はないようです。
今までの録音技術をそのまま使い、インターネットに接続できるようにする、LAN に接続できるようにする、というだけのようです。
ハードウェア部分は、私なら知人の会社を通して台湾に発注する方法を選択します。

 

音声入力システムのインターフェイスは Voice User Interface 略して VUI と言います。
UI設計の手順の最初は Web と変わりませんが、応答部分(インタラクティブな部分)の設計が大きく異なります。
この部分は大きな違いで、使いやすさに影響を与えると思います。
詳しくは、別の記事に譲ります。

 

内部仕様は、各製品ごとに大きく異なります。
つまり「すべての製品に対応!」なんてことを考えると、絶対にお金がかかりすぎるということになります。
また、ユーザーの一元管理もできません。今はまだ Web や、アプリに比べてできないことも多い状態です。

 

あなたが発注側の場合、「やりたいことをやる」というよりも「できることをやる」という消極的な戦略をとる必要があります。
社内調整が大変な会社の場合、本当にやる必要があるのかを真剣に考えたほうが良いでしょう。

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