「クソアプリ2 Advent Calendar 2018」 24日目
こんにちは
合同会社カディフの海江田です。
この記事は「クソアプリ2 Advent Calendar 2018」の24日目の記事です。
「クソアプリ2 Advent Calendar 2018」について知りたい方は、私の説明を前の記事に記載しました( 「クソアプリ2 Advent Calendar 2018」とは? )。
【目次】
・今回のアプリ
・技術的な話
・感想
【今回のアプリ】
作られたのは、ちょっと前なので一部の方はご存知かと思います。
プロの料理レシピを中心に検索するサイトです。
もともと料理をするときに、私も妻もよく検索をします。
ただ、素人の記事の中にはびっくりするようなものもあり、時短レシピは大して時短ではないのに味がまずくなるだけだったりするのもあり、正直なところ邪魔でしかなかったのです。
そこで、それらを検索結果から除いてしまえばいいや!という発想で作成されました。
【技術的な話】
・入力について
もっとも必要なのは「入力が簡単でなければいけない」という思いでした。
入力が簡単なのは音声入力ですが、費用対効果で採用を見送りました。
そこで、UI をいくつか考えましたが、実装が簡単な Google 風の UI を選択しました。
実際、Google のトップページの HTML を見たのですが、設定時間内に読みきれませんでした。とくに「音声ボタン」の位置の設定の仕方とか……。
・表示する内容について
表示する内容は、料理レシピの画像が一覧として並んでいてほしいと思いました。
「画像をクリックすれば、そのレシピが表示される」という仕様を考えました。
・データについて
最初は「対象データをクロールして……」という実装を考えました。
ただ、クロールは費用対効果に合いませんでした。
3サイトあれば、3サイト分のHTMLを分析して、必要なデータを抽出して保存するということが必要です。HTML がきれいなら分析しやすいでしょうが、歴史あるサイトたちは、だいたいそんなことはないんです。
・簡単に作成したい
実用性を重視するシンプルなサイトで、「お金を取る必要はないな」と考えていました。つまり、そこまでお金をかけたくないとも思っていました。サーバー代に、通信費とかは使いたくありませんでした。
Google の検索結果を眺めると、たいていやりたいことは実現していました。Google と同じことをして、果たして未来はあるのか?判断は3秒でした。
Google に遷移だけさせよう。
・簡単に作成できるのか?
最初にGoogle の規約を読み問題がないかを確認しました。
つぎに Google が作成するアプリのリクエストを受け取ってくれるかが、肝でした。そこで簡単なテストをして実現可能性をテストします。
テストは成功で、Google はリクエストを受け取ってくれました。
・実装
最後に、実装です。
だいたい仕様は決まっているので、それにあわせて実装するだけです。
javascript で少しハマるのですが、テクニックの問題で Javascript のドキュメントを読んで解決方法は見つかったので問題ありませんでした。
【感想】
仕様の決定とか、調整とか、流れについて大まかに説明しました。
こういうのも専門家ができる技術だと思ってます。
こんなことができると東京ではフリーの常駐で、たいてい単価50万円/月以上で売れることになります。
アオリ業者のいう年収600万円の達成ですね。
中小の会社員だと、必要経費などを引かれて 約 22万円/月以上くらいになるとおもいます。
技術的な話の細かい部分を補足しようと思ったのですが、子供が起きてきたので今日はココまで!
しかし、娘よ。
この風の中で、朝食も食べずに砂場に行きたいって、すごいな……。